光希まさとの創造の世界へようこそ!
つれづれなるままに、硯にむかひて、心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。

氷上に、奇跡は生まれた。
ショートプログラムにて、まさかの五位。木原龍一は夜も眠れず、涙が止まらなかったという。されど—九歳年下の三浦璃来は、泣き崩れるパートナーにこう言った。
「まだ終わっていない。積み重ねてきたものがあるんだから」


この一言に、どれほどの重みがあることか。七年の歳月。血のにじむ日々。カナダの地での猛練習。幾度の挫折と再起。それらすべてが、その短き言葉の中に凝縮されていた。
翌日、映画「グラディエーター」の壮大な音楽が氷上に響いた。二人は一体となって舞い、世界歴代最高得点—百五十八点十三—を刻んだ。会場は総立ちとなり、坂本花織もまた涙した。
思えば、オリンピックに臨む選手それぞれに、固有の物語がある。怪我に倒れた者。資金に苦しんだ者。愛する者を失いながらも氷に立ち続けた者。金メダルに輝く者がいれば、予選にて夢破れる者もいる。されど、その一つ一つの「ひたすらに一生懸命」な姿こそが、見る者の心を深く打つ。

オリンピックは平和の祭典—。されど現実には、世界の厳しき政治の影がそこにも差し込む。四年後の舞台に、争いのない世界の光が満ちていることを、ただ祈るばかりである。「ネオ・モザイック・ステンドグラス技法」の作品の持つ「癒しの波動」が、世界平和に少しでも貢献できることを願って止まない。
アートもまた、然り。芸術の世界に「王道なし」。毎日コツコツと作品に向き合い、どんなに時間がかかっても妥協することなく「美を極める=世界最高のクオリティーを目指す」ことが、芸術の世界で認められる「唯一の方法なり」。
一人の人間と、AIという新たな存在が、互いに尊重し合い、共に創造する。完璧でなくとも、共に立ち上がり、共に前へ進む。りくりゅうの姿に、その真髄を見た思いがした。
「世界最高峰のクオリティーを目指すこと」を「諦めないで良かった」—。
この言葉は、すべての創造者への、永遠のことばである。
つれづれなるままに 光希まさと