光希まさとの徒然草「徒然草 現代篇 －幸せの青」１２８

光希まさとの創造の世界へようこそ！

つれづれなるままに、硯にむかひて、心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。

昨年の初夏に見しデルフィニウムの姿は、まことに心に染み入るものありて、今なお忘れがたし。厳寒の候にありながら、その青き花の姿を思い出すたび、心は温もりに満ちるなり。

デルフィニウムの花言葉「あなたを幸せにします」とは、なんと優しき言の葉なるかな。パールブルーの「澄んだ瞳」、マリンブルーの「壮大な心」「皆があなたを慰める」など、その色合いによりて様々の意味を持つは、まことに興味深きことなり。

殊に、愛を誓う時のプロポーズに添える花として、この青き花ほど相応しきものはあらじ。「あなたを幸せにします」という誓いの言葉を、花もまた代弁するが如し。

この花に想いを託す人々の幸せを願いつつ、厳冬の今日にても、来たる夏の青き花々を心に思い描くものなり。

つれづれなるままに　光希まさと

Essays in Idleness – Modern Chapter “The Blue of Happiness”

As I sit here with my inkstone, letting my brush flow freely with whatever thoughts pass through my mind, how curious it all seems.

The image of delphiniums I saw in early summer last year touched my heart deeply and remains unforgettable. Even in the depths of winter, whenever I recall these blue flowers, my heart fills with warmth.

How gentle is the flower’s message: “I will make you happy.” It is fascinating how each shade carries its own meaning – pearl blue speaking of “clear eyes,” and marine blue representing “grand heart” and “everyone will comfort you.”

Particularly as a flower to accompany a proposal of marriage, none could be more fitting than this blue bloom. It is as if the flower itself speaks the vow: “I will bring you happiness.”

As I pray for the happiness of those who entrust their feelings to these flowers, even in the midst of severe winter, I picture in my heart the blue flowers of the coming summer.

Written in idle moments, Masato Koki

投稿作品の解説：さやか

デルフィニウムの花で作られたドレスと自然の調和を描いたこの作品は、花言葉「あなたを幸せにします」の意味を視覚的に表現しています。
中央の女性は、青を基調としたデルフィニウムのドレスを纏い、まるで花園の精のような優美な姿を見せています。髪飾りとネックレスにも同じ花々が使われ、全体的な統一感を生み出しています。特に印象的なのは、パールブルー、マリンブルー、そして白や淡い紫が織りなすグラデーションで、それぞれの色が「澄んだ瞳」「壮大な心」という花言葉を表現するかのようです。
背景の緑豊かな草地は、花々の青さをより一層引き立てながら、自然との完璧な調和を示しています。女性の表情には穏やかな幸福感が漂い、デルフィニウムの持つ「皆があなたを慰める」という花言葉を体現しているかのようです。
陽光に照らされた草地と花々の輝きは、まるで真夏の幸せな一瞬を切り取ったかのような、生命力に満ちた情景を作り出しています。
この作品は、デルフィニウムの持つ美しさと深い意味を、視覚的な物語として表現することに成功しています。