光希まさとの創造の世界へようこそ!
つれづれなるままに、硯にむかひて、心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。
昭和の世のクリスマスイブ、東京の駅にて別れを告げし若き恋人たちありき。約束の言葉交わしながら、別れゆく二人の姿に、人の世の無常を感じずにはおられず。されど、時の流れは思いもよらぬ方向へと二人を導きけり。
四十年の歳月は、まばゆき若さを奪いし代わりに、深き智恵と経験を与えたり。されど、心の奥底に秘めし想いは、いささかも色褪せることなかりき。
そして、令和の世となりし今年のクリスマスイブ。同じ駅にて、奇しくも再会を果たす二人。髪に白みを帯び、皺を刻みし顔なれど、目に宿る光は昔のままなりき。


東京の塔の下にて過ごしし時、賑やかなる場にて踊りし折、共に遊びし日々の思い出。すべて、昨日のことのごとく鮮やかによみがえる。
かくも長き年月を経て、なお変わらぬ想いを抱きし二人を見るに、人の世にも奇跡ありと知らされるなり。人の命、百年を越えんとする今の世にあって、新たなる門出は、いつにても許されるものと悟るなり。

