光希まさとの創造の世界へようこそ!
つれづれなるままに、硯にむかひて、心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。
人の世の喜びと憂いは、まことに糸車の如く廻るものなり。今日の憂いは明日の喜びとなり、また今日の喜びは明日の憂いともなりぬ。

わが身、職を求めて道を歩めど、いまだ定かならず。されど、その暗き道の只中にて、愛する娘より嬉しき便りを得たり。長らく待ち望みし孫の懐妊の知らせなり。
病の影も身に忍び寄れど、この喜びに心晴れやかになりぬ。されば、かの塞翁が馬の故事の如く、禍福はめぐりめぐりて定めなきものぞかし。

娘の声を聞くに、つわりの辛さを訴えながらも、その声に喜びの色を隠しきれず。遠く福岡の地にて、新しき命を育むその姿に、父としての慈しみの情、またひとしお深まりぬ。

されば、わが身に降りかかる試練も、この慶びを前にしては軽きものとなりぬ。たとえ病魔が身を襲うとも、これを断ち切りて、孫の成長を見守らん。ピンピンコロリとやらん、それこそが理想とする終の道なり。
古より伝わる「塞翁が馬」の教えは、まことにその通りなりけり。人の世の幸不幸は、かくも容易く入れ替わるものなり。ゆえに、今は目の前なる喜びを心の糧として、明日への歩みを進めん。
