光希まさとの創造の世界へようこそ!
つれづれなるままに、硯にむかひて、心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。
長月二十五日、成田を立ちて、はるか一万二千里の彼方なるパリへと旅立ちぬ。空路ドーハを経由し、二十時の刻を費やして、やうやくにしてパリの地を踏みたり。



思へば、昔の人は歩みを重ね、馬に乗り、あるいは船に揺られて、幾月もの歳月をかけて旅をせしものを。されど今や、人智の極みたる飛行機にて、わずか一日にて到達せしこと、まことに驚くべきことなり。
さらに不思議なるは、時差というもの。二十時の旅にて六時もの時を遡りし如し。まるで過去へと旅したるが如き感覚に、心躍らずにはおられず。
パリの地に降り立ちし時、目に映る街並みの様は、さながら絵画の中に迷い込みたる如し。芸術の都の名に恥じぬ景色に、心奪われぬ。
早速に近き麺麭屋に赴きしに、苺のチーズタルトに卵のタルト、生ハムにサラミ、チェダーチーズにクロワッサンと、美食の数々。舌鼓を打ちつつ、かくも豊かなる食の都に来たりしことを、心より喜びぬ。



されば、人智の進歩は、われらに時空を超える力を与えしに等しきか。一日にて千年の歴史を持つ異国に辿り着き、その文化に触れ、味わうことを得る。これぞまさに、現代の奇跡というべきものなり。

